健康と美容をむしばむ「酸化」とは?食事で始めるエイジングケア

お肌の大敵として知られる「酸化」ですが、その原因や予防法はご存じですか? 酸化は、いわゆる“老化”を引き起こし、病気や肌のトラブルにつながります。いきいきとした毎日を過ごし、健やかな肌を保つためにも、酸化について正しく理解しておきましょう。

「酸化」を引き起こす活性酸素

酸化の原因と考えられる活性酸素。呼吸で体内に取り入れられた酸素のうち約2%は、身体をサビつかせる活性酸素に変わるといわれています。また、ストレスや紫外線、タバコ、激しい運動、偏った生活習慣なども体内の活性酸素を増やす引き金に。
疲れやすさや肌のくすみ、視力や筋力の低下を感じはじめたら、それは老化のサインかもしれません。活性酸素が増えすぎると、身体のあちこちに老化が起こり、がんや脳卒中といった生活習慣病のリスクを高めることも。シミやシワなどの肌トラブルも引き起こします。
私たちの身体は、もともと抗酸化力を備えていますが、加齢とともにその力は弱まってしまいます。だからこそ、日々の生活のなかで、活性酸素に負けない身体をつくっていくことが大切なのです。

エイジングケアのカギは「抗酸化力」をつけること

老化を免れることはできませんが、活性酸素を減らしてその速度を緩やかにすることはできます。年齢に合わせたエイジングケアを行い、健康な身体とハリツヤのよい肌を保ちましょう。そのためには、抗酸化作用のある成分を摂取することが重要です。

「ビタミンACE(エース)」を積極的に!

まず、優れた抗酸化力をもつことで知られるビタミンC。レモンやイチゴ、ブロッコリー、パセリなどに多く含まれており、シミのもととなるメラニンの生成を抑える作用をもっています。また、アーモンドやうなぎ、アボカドに多く含まれるビタミンEの別名は、“若返りのビタミン”。抗酸化作用が期待できる栄養素です。鶏・豚レバーや緑黄色野菜から摂取できるβカロテンは体内でビタミンAに変換され、肌や粘膜を保護し、活性酸素から身体を守ります。これら3つのビタミンは、「ビタミンACE(エース)」と呼ばれており、抗酸化作用をもつ代表的な栄養素です。

不足しがちなミネラルも若さのもと

ミネラルも重要な栄養素。カキやレバー、うなぎなどに豊富に含まれる亜鉛は、代謝に関わるミネラルで、健康維持や健やかな肌を保つうえで欠かせない存在です。そのほか、イワシや大豆、玉ねぎに含まれるセレンも積極的に摂取したいところ。抗酸化作用だけでなく、免疫機能にも働きかけることがわかっています。

第7の栄養素「ファイトケミカル」も見逃せない!

最近になって、第7の栄養素として注目を集めているファイトケミカル。野菜・果物の色素や香り、辛み、アクなどから発見された天然の化学物質で、抗酸化力をもっています。なかでも、代表的なものをいくつかご紹介しましょう。

  • リコピン(トマトやスイカ、ピンクグレープフルーツなど)
    赤色の色素。βカロテンの2倍、ビタミンEの100倍以上もの抗酸化作用があるといわれています。
  • アントシアニン(ブルーベリーや赤しそ、カシス、黒豆など
    紫色の色素で、目の健康に関わっています。
  • カテキン(緑茶やカカオなど)
    渋みのもととなる成分。ビタミンEの50倍もの抗酸化パワーがあるとされています。
  • イソチオシアネート(大根やワサビなど)
    切ったりすりおろしたりすることで生成される辛み成分。殺菌作用や食欲増進作用があります。
  • イソフラボン(大豆や葛など)
    女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをもつ成分。健康な肌づくりや骨粗しょう症予防に役立つといわれています。

約1万種あるといわれるファイトケミカル。料理に色とりどりの野菜や果物を使うようにすると、豊富な種類のファイトケミカルを摂取することができます。

毎日の食事で若々しさをサポート

私たちの健康と美容に、じわじわと影響を与えていく活性酸素。毎日の生活のなかで活性酸素の発生を防ぎながら、抗酸化作用に優れた食品を積極的に摂取したいですね。ビタミンやミネラル、ファイトケミカルなどをバランスよく取れるよう、日々の食事を見直して効率的なエイジングケアを実現しましょう!

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