知っているようで、知らなかった?! コラーゲン豆知識

知っているようで、知らなかった?! コラーゲン豆知識

コラーゲンとは何でしょう

コラーゲンは人間の身体を構成するタンパク質のひとつです。実は、私たち人間の身体は、水分を除くと約70%がコラーゲンでできています。コラーゲンの分子は、長さ約300nm、直径約1.5nm(ナノメートル)の棒状の形をしており、3本の鎖が絡み合った3重らせん構造をしています。これは、つまり3つ編みロープのようなもので、このコラーゲンの束=コラーゲン線維が、きっちり編み目のようになることで、身体の健やかさが保たれています。美しく健やかな身体のためにコラーゲンは非常に重要な鍵を握る成分です。

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コラーゲンの働きとは

コラーゲンは、常に私たちの身体の中で分解と生成を繰り返しています。このコラーゲンの新陳代謝が正常に、活発に行われることによって、身体の健やかさが保たれています。ところが、年齢とともに新陳代謝が衰え、身体の中の古いコラーゲンが排泄されず蓄積してしまうため、積極的にコラーゲンを補給することが大切です。

コラーゲンは1種類ではありません

人間のコラーゲンタンパク質は30種類以上あると言われています。それぞれのコラーゲンは、I 型、II 型のようにローマ数字を使って区別されています。そして、身体の中での位置づけが分かれています。身体の中で最も豊富に存在しているのはI 型コラーゲンです。これらのコラーゲンタンパク質は、すべてがロープのようなコラーゲン線維を形成するわけではありません。コラーゲン線維を形成しないコラーゲンは、細く微小なコラーゲン分子のままの構成成分になっています。

コラーゲンは年齢とともに減ってしまいます

残念なことに人間の身体のコラーゲン量は年齢とともに減ってします。20歳を過ぎる頃から少しずつ減少していき、さらには、年齢とともに新陳代謝の機能も衰えて行くために、新しいコラーゲンが身体の中で生まれにくくなります。40歳代では、20歳の頃のおよそ半分の量になってしまいます。美しさのためにも、コラーゲンを意識的に補給しましょう。

目標量のコラーゲンを食物だけで摂るのは大変

コラーゲンが多く含まれている食物は、魚や肉、特に皮や骨、軟骨などです。例えば、鶏の手羽先・鶏のなんこつ・鶏皮・豚足・牛スジ・ヒラメ・鯛・カレイ・ドジョウ・シラス・貝類・海老・フカヒレなどがあります。ただし、食物のコラーゲンは分子が大きいので一生懸命摂ってもなかなか体内へ吸収されにくいといわれます。一日の摂取目標量5,000mg~10,000mgを食物からだけで摂るには、かなり沢山の量を食べなければなりません。

目標量のコラーゲンを食物だけで摂るのは大変

コラーゲンを効率よく摂取するには

コラーゲンの一日の目標摂取量は5,000mg~10,000mgといわれています。1日の目標量を摂ることももちろん大切ですが、コラーゲンの有用性をよりよく取り入れるためには、できるだけ継続して摂ることがとても重要なポイントになります。毎日の食事はもちろんのこと、食事だけでは足りない分はサプリメントやドリンクなどを上手に活用して補給することをおすすめします。