2. 体内のコラーゲンの役割は?

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でのコラーゲンの役割は?

肌でのコラーゲンの役割は?

皮膚は、上から表皮・真皮・皮下組織で構成されています。表皮の基底層では常に新しい細胞がつくられ、約2週間かけて角質層まで押し上げられていきます。これがターンオーバーで、みずみずしくハリのある肌を保つためには欠かせない働きです。

コラーゲンが美容に深くかかわっているといわれるのは、基底層を支える真皮の約70%を占める成分だから。コラーゲンは、エラスチンとともに肌の土台となる“線維”をつくり、そこに保水力の高いヒアルロン酸やプロテオグリカンなどがくっついて、肌のハリやみずみずしさは生み出されています。土台であるコラーゲンが減ったり、質が低下すれば、肌からハリが失われ、シワやたるみとなって現れてしまうのです。

エラスチンとともに肌の土台をつくり、
ハリやみずみずしさを生み出しています。

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にもコラーゲンが大切ってホント?

骨にもコラーゲンが大切ってホント?

骨といえば、カルシウムなどのミネラルを思い浮かべますが、実はそれだけではありません。骨のうち約65%はミネラルですが、約23%はコラーゲン。コラーゲンが骨の基礎をつくる鉄骨だとしたら、カルシウムなどのミネラルはコンクリートにあたります。
年齢とともに増える骨粗しょう症は、老化したコラーゲンにより、カルシウムやリンなどが定着しにくくなって起こるもの。骨の代謝には「破骨細胞」と「骨芽細胞」という2つの細胞が関わっていますが、老化したコラーゲンが増えると、特に分解を司る破骨細胞の働きが低下してしまいます。すると代謝全体が滞り、骨粗しょう症へと移行していくのです。
いずれにしてもコラーゲンの合成力が低下し始める30代以降は、カルシウム補給とともにコラーゲンの代謝についても考える必要があります。

コラーゲンは骨の基礎をつくる、いわば“鉄骨”。
骨の約23%はコラーゲンでできています。

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コラーゲンは関節守っているの?

コラーゲンは関節を守っているの?

関節は、骨と骨とをつなぐ部位で、関節包という組織で包み込まれています。骨の接合部には水分をたっぷりと含んだ軟骨があり、衝撃を吸収するクッションの役割を果たしています。この軟骨に多く存在しているのが、Ⅱ型コラーゲンです。
 軟骨は、水分を除くとおよそ80%がⅡ型コラーゲンで占められています。Ⅱ型コラーゲンは軟骨組織の土台となり、ヒアルロン酸やグルコサミン、プロテオグリカンなどは、それを埋め尽くすかたちで存在しています。加齢によって軟骨がすり減るのは、軟骨組織の合成と分解のバランスが崩れることで引き起こされます。
 軟骨がすり減ると、骨同士がダイレクトに擦れ合うようになり、こわばりや痛みの原因となります。怖いのは、この違和感を庇ううちに、歩くことや運動することを倦厭してしまうこと。すると、知らないうちに筋肉や関節、骨などが衰え、将来の寝たきりリスクが高まった状態をさす「ロコモ/ロコモーティブシンドローム(運動器症候群)」に陥いってしまうのです。最近の研究では、コラーゲンが軟骨のすり減りを抑えることがわかってきており、高齢化が進むなか、その働きに注目が集まっています。

関節の衝撃を吸収する軟骨の約80%が
Ⅱ型コラーゲンでできています。

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