年齢とともに感じる肌の不調
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エイジングケア(※1)を取り入れることにより肌トラブルを防ぐことにもつながります。
遅すぎることはありません。ぜひ一度ご自身のエイジングケアを見直してみませんか?
※1 年齢に応じたお手入れ ※2 感想等による肌印象のこと
目次
最近になって、ますます注目を集める「プロテオグリカン」。なんとなく美容にいいということは知っていても、具体的なメリットについてはよくわからない人も多いのではないでしょうか。
プロテオグリカンが配合された商品のラインナップが増え、たくさんの商品を前に、どれを選べばいいのか迷ってしまうこともあるかもしれません。
そこで今回は、プロテオグリカンの基礎知識をおさらいしながら、上手な活用法について詳しくお伝えします。
プロテオグリカンは、もともと私たちの体内にある成分です。
「プロテオ」はプロテイン(タンパク質)を、「グリカン」は多糖類を意味する言葉で、プロテオグリカンは糖タンパク質のひとつ。皮膚や骨、軟骨、血管などに存在しています。
プロテオグリカンという言葉自体、なじみがない人も少なくないかもしれません。
まずは、身体のなかでどのような働きをもっているのかについてお伝えしましょう。
女性にとって気になるのが、皮膚における働きではないでしょうか。
プロテオグリカンの大きな特長は、なんといってもその保水力にあります。
皮膚の表面を「表皮」、表皮の下にある肌の土台のような部分を「真皮」といいますが、プロテオグリカンは主に真皮内に存在して、肌のハリやうるおい保持をサポートしています。
真皮内には、プロテオグリカンのほかに、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸なども存在しており、それぞれが違う役割を担いながら連携プレーを行っています。
真皮の構造をベッドに例えるなら、コラーゲンはスプリング、エラスチンはスプリングをとめるネジ、プロテオグリカンやヒアルロン酸はクッションにあたる部分です。
ベッドを長く使っているとだんだん沈んでいくように、年齢を重ねるにつれて肌のハリや弾力は失われてしまうため、若々しさを保つためのアプローチが必要になるのです。
プロテオグリカンは関節の軟骨部分にも存在していますが、その保水力を生かして衝撃を吸収したり、骨と骨との摩擦を防いだりする役割を担っています。
ここでも、プロテオグリカンがクッション役として活躍しているのですね。
プロテオグリカンのメリットについて、さらに詳しくみていきましょう。
保湿成分としてよく知られているヒアルロン酸。実は、プロテオグリカンは、そのヒアルロン酸を上回る保水力をもつと考えられています。
肌の水分を蓄えるチカラが低下すると、乾燥やたるみといったさまざまな肌トラブルを招きます。
プロテオグリカンの優れた保水力は、ハリのあるふっくらした肌をキープするうえで欠かせないものなのです。
保水力だけでなく、プロテオグリカンには、コラーゲンやヒアルロン酸の生成をサポートする働きがあるといわれ、ごく少量でもチカラを発揮すると考えられています。
年齢を重ねるにつれて、どんどん遅れがちになる肌の生まれ変わり(ターンオーバー)の周期。
個人差はあるものの、20代で約30日周期だったターンオーバーは、40代になると約50日かかってしまうといわれています。プロテオグリカンには、そうしたサイクルへの働きかけも期待されます。
また、プロテオグリカンは、細胞の成長や増殖にかかわる「EGF」に似た働きをもつとも考えられています。
EGFは、乱れたターンオーバーへの働きかけが期待される成分。EGFもプロテオグリカンと同様、もともと体内に存在していますが、どちらも年齢とともに減少することがわかっています。
関節への働きかけというと、「グルコサミン」や「コンドロイチン」を思い浮かべる人が多いかもしれません。
プロテオグリカンは、これら2つの成分と深いつながりをもっています。グルコサミンはプロテオグリカンをつくる成分であり、一方のコンドロイチンはプロテオグリカンのなかに存在する成分です。
どちらも軟骨の健康を維持するために欠かせません。関節のスムーズな動きを保つためには、軟骨の働きだけでなく、こうした成分の働きも大切になります。
このように、プロテオグリカンは美容面だけでなく健康面においても重要な成分のひとつですが、そのすべてが解明されているわけではありません。今後のさらなる研究に期待したいですね。
では、そんなメリットいっぱいのプロテオグリカンを、食事で補うことはできるのでしょうか。
プロテオグリカンは、人間以外の動物や魚にも存在する成分です。牛や鶏の軟骨、エビ、うなぎ、ヤマイモなどにも含まれています。
特に多く含むのが、「氷頭(ひず)なます」という郷土料理。氷頭とはさけの頭にある軟骨のことで、氷のように透き通っているためにつけられた名前なのだそう。北海道や東北地方でよく食べられています。
とはいえ、毎日の美容や健康に役立てるとなると、食事だけで補うのはなかなか難しいですよね。
十分な量のプロテオグリカンを摂取しようとするあまり、食事全体のバランスが偏ってしまっては、かえって不調を招きかねません。
加えて気になるのが、プロテオグリカンの特性です。実は、熱に弱い性質をもっているので、調理法がかなり制限されてしまうのです。
プロテオグリカンのよさはわかっていても、摂取方法が難しければ、せっかくのチカラを生かすことができません。そこで、もっと手軽に補う方法を探すための研究が進められることになったのです。
実は、プロテオグリカンの働きが注目されてから現在のように身近な存在になるまでには、長い年月がかかっています。
抽出が非常に難しく、以前は1グラムで3,000万円もしたのだとか。プロテオグリカンは、あまりにも高価で手が届かない、「夢の美容成分」だったのです。
課題は、プロテオグリカンの抽出方法とその純度でした。研究が進められるなかで、さけの鼻軟骨からの抽出に成功し、ついに化粧品や健康食品の原料として使用することが可能になったのです。
ちなみに、この研究のヒントとなったのが、郷土料理の氷頭なますだったといわれています。
研究の成果により、プロテオグリカンはスキンケアアイテムやサプリメントなど、私たちに身近な商品にも配合されるようになりました。その具体的な活用法について、詳しくみていきましょう。
プロテオグリカンを配合した基礎化粧品も増えてきましたが、活用法はそれだけではありません。
ここでは、特に人気の高い「基礎化粧品」「サプリメント」「美容ドリンク」の3つのアイテムに注目して、それぞれの活用術をお伝えします。
基礎化粧品といっても、その種類は実にさまざま。化粧水や乳液、美容液など、どれを選べばいいかわからなくなってしまうかもしれません。
商品選びに迷ったときは、プロテオグリカンのチカラをギュッと詰め込んだ「原液美容液」を活用してみてはいかがでしょうか。
原液タイプの美容液なら、いま使っているスキンケアにプラスするだけなので、お手軽かつ経済的です。
ヒアルロン酸と比べて肌なじみがよく、サラッとしたつけ心地にも人気があります。使用方法はそれぞれの商品によって異なりますが、必ず肌に油分をチャージする前に使用してください。
特に、洗顔後の清潔な肌にブースターとして使用するのがおすすめです。
基礎化粧品で肌に直接うるおいを与えると同時に、内側からの働きかけも考えたいところ。とはいえ、お伝えしたように、食事だけで補うのはなかなか難しいものです。
そんなときは、プロテオグリカンのサプリメントを活用してはいかがでしょうか。サプリメントは健康食品のひとつ。ダイレクトに水分を与える基礎化粧品とは異なり、身体の内側からうるおいやハリに働きかけてくれます。
サプリメントの場合は、プロテオグリカン以外にも、美容や健康に役立つ成分が一緒に配合された商品が多くなっています。
商品を選ぶときには、ほかにどんな成分が入っているのかをきちんと確認しましょう。最近では、科学的根拠に基づいた機能性が表示された「機能性表示食品」も増えてきていますので、ひとつの目安にするといいですね。
プロテオグリカンが入った美容ドリンクも、その手軽さで人気を集めています。サプリメントと同じ健康食品ですが、粒を飲み込むのが苦手な人や、いろんな成分を一度に取り入れたいという人は、美容ドリンクを選ぶことが多いようです。
こちらも、複数の美容成分を配合した商品が多くなっています。目的に合った成分が配合されているかを確認してみましょう。
また、おいしさも重要なポイントです。おいしく、楽しく続けられるものを選びたいですね。
プロテオグリカンを配合した基礎化粧品も増えてきましたが、活用法はそれだけではありません。
ここでは、特に人気の高い「基礎化粧品」「サプリメント」「美容ドリンク」の3つのアイテムに注目して、それぞれの活用術をお伝えします。
1. 原材料
どんな原材料が使われているかに注目しましょう。その際、産地のチェックもお忘れなく。商品のパンフレットやサイト上で公開されていることが多いので、確認してみるといいですね。
2. 製造工程
どんなに質の高い材料を使ったとしても、ずさんな管理の下ではよい商品は生まれません。製造方法はもちろん、品質管理を徹底しているかチェックすることも大切です。
3. 価格
適正な価格であることも、重要なポイントのひとつ。また、毎日の美容や健康に役立てるには、継続した使用が欠かせません。無理なく続けられる価格かどうかも確認しましょう。
4. 使用しているアイテムとの相性
基礎化粧品で導入するときは、いま使っているアイテムとの相性も大切です。サプリメントや美容ドリンクでとる場合、もし常用している薬がある人は注意が必要。なかには、商品に配合された成分との相性がよくない医薬品もありますので、かかりつけの医師に相談しましょう。
5. 摂取目安量
これは、特に健康食品にあてはまるポイントです。
医薬品ではないので、用法や用量は指定されませんが、1回あたりの摂取量に無理があるとなかなか続かないもの。基礎化粧品も同様に、使用量の目安をチェックしておきたいですね。
美容業界以外でも、ますます注目を集めるプロテオグリカン。今後のさらなる活躍に期待が寄せられます。
ただし、プロテオグリカンがもつチカラを十分に生かすためには、バランスのとれた食事や、質のよい睡眠、適度な運動など、生活習慣の見直しも大切なポイントです。
そのうえで、プロテオグリカンを上手に取り入れて、いつまでも若々しく上向きな毎日を過ごしたいですね。
年齢とともに感じる肌の不調
2024年から始める
本格的なエイジングケア(※1)!
昔はそこまで気にならなかった、くすみ(※2)、ハリ不足など、年齢とともに肌の不調を感じていませんか?
みずみずしく弾力のある肌状態は20歳前後から24歳頃にピークを迎え、それ以降は降下していく一方。
エイジングケア(※1)を取り入れることにより肌トラブルを防ぐことにもつながります。
遅すぎることはありません。ぜひ一度ご自身のエイジングケアを見直してみませんか?
※1 年齢に応じたお手入れ ※2 感想等による肌印象のこと