唇は体のなかでも最も皮膚が薄い部位です。そのため外部の影響が明瞭に現れガサガサなどの症状が目立ちやすい部位でもあります。適切にケアすることが大切です。
唇は、紫外線やエアコンの影響などで、ガサガサに乾燥したり唇の皮がむけたりと、トラブルが起こりやすいもの。そのままにしておくと、状態が悪化することも少なくありません。
ここでは、唇の乾燥をできるだけおさえるために、リップクリームの選び方や塗り方、日常生活で気をつけたいことをお伝えします。
女性にとって唇はいつもうるおっていてきれいでいたいもの。しかし、いつも何気なく繰り返す習慣が、唇の乾燥を招くこともあります。
唇が乾燥しているという方は、まずは下記のようなNG習慣をしていないかチェックしてみましょう。
皮膚や粘膜の健康維持に役立つビタミンB群とタンパク質は、唇に限らず肌全体にとって欠かせない栄養素です。普段の食事から、意識して摂取しましょう。
唇の乾燥を防ぐためには、数あるリップクリームのなかから自分に合ったものを選ぶことが大切。以下の4つのポイントを参考にしてみてください。
肌だけではなく、唇もたくさんの紫外線を浴びています。紫外線が気になる季節は、UVカット効果のある商品を選びましょう。
塗ったその瞬間だけではなく、うるおいが持続するものを選びましょう。
ヒアルロン酸やコラーゲンなど、保湿成分が配合されたものや、唇の乾燥を防いで保護してくれる働きのある、ワセリンなどが配合されたものもおすすめです。
清涼感のあるメンソール入りのリップクリーム。血流への働きかけも期待できますが、その刺激によってトラブルを感じてしまうことがあるので注意が必要。
タール色素は石油を合成して作られた人工的な着色料の一種。
色つきのリップクリームには、色素が配合されているため、特に唇が荒れやすい方は赤色◯◯番などと表示されているものは避けるのがベターです。
唇が乾燥しているときは普段よりもデリケートになっています。もし使用したい場合は、唇の状態がよくなってから使用するようにしましょう。
塗り方をちょっと意識するだけでも、リップクリームの効果は変わります。特に唇が荒れやすい方は塗り方も気をつけてみましょう。
リップクリームはつい横一直線に塗ってしまう方が多いですが、横方向に塗ってしまうと縦ジワまでうまく塗り込むことができません。
そのため、リップクリームを塗るときには、唇の縦ジワに沿ってやさしく塗ることがポイントです。
唇は薄くてデリケート。唇も皮膚と同じように、摩擦を与えるとダメージを受けてしまいます。
不必要な摩擦を避けるためにも、過度な塗り直しは避けましょう。
上記の塗り方のポイントをしても唇の乾燥がおさまらないときは、リップクリームやリップバームなどを塗り、ラップをのせてお手軽なリップパックをするのもおすすめです。
無理に皮むきなどをして、出血を起こしたりヒリヒリしたりする場合には、口紅やリップクリームの使用は控え、2-3日ワセリンだけ保護をすると早く皮膚が形成されますので取り入れてみることをおすすめいたします。