糖質制限はダイエットに効果あり？詳しいメカニズムを解説

近頃耳にする機会が増えた「糖質制限」は、正しく行えばダイエット効果が期待できます。

さらに睡眠や疲れとも深い関係があり、快適な毎日を送るためにも重要なのです。

今回の記事では、糖質制限でダイエット効果が得られる理由と、ダイエット以外のメリットについて解説します。

糖質制限がダイエットに効果的な理由

ダイエットというと食事制限や運動をイメージする人が多いですが、なぜ糖質制限がダイエットに効果的なのでしょうか。

糖質制限はカロリーではなく糖質をカットする食事方法

ダイエット目的で食事制限を行う場合は、カロリーの低い食事内容に切り替える人が多いのではないでしょうか。

しかし、糖質制限でチェックするのはカロリーではありません。できる限り糖質をカットした食生活に切り替えることを糖質制限と呼びます。

白米やパン、麺類など、私たちが普段の生活でよく食べる食材には糖質が多く含まれています。

糖質制限をすると皮下脂肪や内臓脂肪がつきにくくなる

糖質を摂取するとブドウ糖として体に吸収されます。このブドウ糖は全てがエネルギーとして使われるわけではありません。

余ったブドウ糖は、体の中で皮下脂肪や内臓脂肪となって体に蓄積されてしまいます。

そのため糖質制限で糖質を摂りすぎなくなると、余分なエネルギーは余らないので、皮下脂肪・内臓脂肪がつきにくい体へと変化します。

つまり、糖質制限はダイエットによい効果を与えるという言えるのです。

自律神経の乱れや更年期症状の緩和にも効果が期待できる

糖質にはコラーゲンを壊す働きがあり、糖質制限を行えばコラーゲンの破壊を止められるので、肌の老化防止をサポートしてくれます。

さらに、糖質を過剰摂取すると、自律神経の乱れにつながるデメリットもあります。

更年期障害は、イライラや憂鬱などの自律神経症状を訴える人が多いのが特徴。糖質の摂取量が多いと自律神経を刺激してしまいますが、糖質制限を行うと自律神経を落ち着かせられるので更年期症状の緩和につながります。

そのほかにも、糖質制限には高血圧や炎症を抑える効果もあるのです。あらゆる病気は炎症から始まるので、糖質制限によって炎症を抑えられれば、病気の改善や予防にもつながると言えます。

糖質制限は睡眠や疲労にも関係している

糖質と睡眠にはあまり関係がない気がしますが、実は睡眠だけでなく日々感じる疲労感とつながりがあるのです。

糖質の摂りすぎは睡眠の質を下げる

糖質を摂取すると、自律神経のうち交感神経が優位になり、神経が興奮しやすくなるので眠りが浅くなってしまいます。

眠りが浅いとちょっとした物音で目が覚めてしまったり、熟睡できなくなったりと睡眠の質が下がるので、寝起きがすっきりしないなどの症状を感じやすくなります。

睡眠の質の低下により疲れやすくなる

糖質を摂りすぎた結果、睡眠の質が低下した状態が長く続くと、疲労が蓄積されて疲れが取れないままとなってしまいます。

日々の疲れが残ったままですから、少しの運動で疲労を感じたり、階段の登り降りで息が切れたりと疲れやすさを感じるのです。

糖質制限はダイエットのほか、さまざまなメリットがある

糖質制限を行うとエネルギーが余りにくくなり、皮下脂肪などがつきにくい体質になるのでダイエット効果が期待できます。

そのほかにも美肌や睡眠、更年期障害など様々なことによい効果をもたらしてくれるため、元気に毎日を過ごすために、ぜひ糖質制限に取り組んでみてください。

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