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筋肉を鍛えると骨も丈夫に?元気な体を作る筋肉と骨の関係性とは

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2024年こそ健康な身体をキープしたい、そうお考えのあなたへ

バランスの取れた食生活や適度な運動、質の良い睡眠は、健康な身体や肌を保つために非常に重要です。

しかしながら、忙しい日々の中でどれも完璧にこなすことは難しいはず。そんな時に、考えたいのが、サプリメントで不足している栄養を補うことです。

2024年は健康な身体をキープしたい、そうお考えの方はぜひこの機会に検討してみましょう。

人が活動的に日常生活を過ごすうえで、重要な役割を占める筋肉や骨。改めて意識することはなかなかありませんが、生きるうえで欠かせない体の機能といえます。

今回の記事では、筋肉と骨の年齢による変化や筋肉量と骨密度の関係性などについて、東京大学名誉教授でありながらボディビルダーでもある石井直方先生にお話を伺いました。

この記事でわかること

筋肉や骨は年齢とともに衰えるのか?

女性と男性の更年期の時期の違い

筋肉量と骨密度の関係性

筋肉は年齢とともに落ちる

人が生きるためには、筋肉が欠かせません。特に歩く際に使うような太もも・お尻・体幹の筋肉は、日常生活を送るために重要な役目を果たす筋肉といえます。

しかし筋肉は日常的に使っていても、年齢とともに徐々に落ちてきてしまいます。そのため医療が進み、栄養環境がよくなって平均寿命が延びている日本では、加齢による筋力低下を指す「サルコペニア」や虚弱状態を指す「フレイル」などが問題視されるようになりました。

個人のためにも社会のためにも自由に動かせる体は大切

せっかく長生きをするなら、体を自由に動かせたほうが人生を楽しむことができます。また一人ひとりが自分で体を動かして生活できることで、介護が必要な人の数が減り、社会全体の負担も軽減されます。

このようなことから、筋肉など体の機能を維持することの重要性に注目が集まっています。

更年期を迎えたら気をつけたい骨粗しょう症

また筋肉と同様に体の機能において重要なのが、骨です。骨も年齢とともに、特に更年期をきっかけにもろくなりやすいことが知られています。

一度骨折などによって日常生活が困難になると、筋肉量の低下にもつながり、寝たきりなどの原因になることもあるため注意が必要です。

女性と男性では更年期の時期が異なる

更年期を迎えるタイミングには、男女差があるといわれています。女性の更年期は50代ころからはじまり、女性ホルモンの分泌が急激に減少することで骨密度の低下が生じやすくなります。

一方で、男性の更年期は70歳以降にはじまることも多く、男性ホルモンの減少によって骨密度の低下がみられます。

このように女性は更年期がより早く訪れることが多いため、骨の健康に注意する期間もそれだけ長くなります。

筋肉量の多い人は骨密度が高いーー筋肉と骨の意外な関係

実は筋肉の量と骨の丈夫さには相関性があることがわかっています。65歳以上の日本人3000人を対象に行った疫学調査によれば、筋肉量の多い人は骨密度も高いことがわかりました。

筋肉量と骨密度の直接的な関係についてはまだ詳しくわかっていません。

しかし1つ考えられることとして、筋肉量が十分あることにより骨に力学的な刺激(メカニカルストレス)が加わりやすいことが挙げられます。筋肉が十分にあると日常生活を活動的に送れるようになり、体を動かすことで骨に力学的な刺激が加わりやすくなります。

これにより骨の形成が促され、骨が丈夫になるのではないかと考えられています。

筋肉と骨を守るために筋トレを取り入れよう

人は年齢を重ねると自然に筋肉や骨が弱くなっていきます。

筋トレを行うことで筋肉が鍛えられることはもちろん、骨に刺激が加わり骨密度の向上も期待できます。特に女性は、40代くらいから筋トレを取り入れることで、更年期による骨粗しょう症の予防など将来に向けた準備を行うことができます。

いつまでも元気な体を維持するためにも、簡単な筋トレするなどできることからはじめてみてはいかがでしょうか。

この記事でわかったこと

年齢を重ねると、体を動かしていても筋肉や骨は衰える

特に更年期以降は骨密度が低下するため注意が必要

筋肉を鍛えることで骨密度も高まることが期待される

最終更新日:2021.04.26

2024年こそ健康な身体をキープしたい、そうお考えのあなたへ

バランスの取れた食生活や適度な運動、質の良い睡眠は、健康な身体や肌を保つために非常に重要です。

しかしながら、忙しい日々の中でどれも完璧にこなすことは難しいはず。そんな時に、考えたいのが、サプリメントで不足している栄養を補うことです。

2024年は健康な身体をキープしたい、そうお考えの方はぜひこの機会に検討してみましょう。

この記事の監修者

石井 直方

・東京大学名誉教授
(東京大学健康ダイナミクス学社会連携講座・主任)
・JOC評議員
・日本ボディビル・フィットネス連盟副会長

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