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公開日:2021.05.01
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「いまここ」に意識を向けるマインドフルネスとは?疲れた脳を休ませる方法を紹介

「いまここ」に意識を向けるマインドフルネスとは?疲れた脳を休ませる方法を紹介

ストレス緩和や健康促進のために、世界中で注目されている「マインドフルネス」。

毎日行うことで脳が休まり、心おだやかで快適な毎日が過ごせます。

今回は、脳神経内科専門医・医学博士である山下あきこ先生に「マインドフルネス」について教えていただきました。

この記事でわかること

「マインドフルネス」とは何なのか?

「マインドフルネス」のやり方

「マインドフルネス」を行うメリット

「マインドフルネス」とは?

マインドフルネスとは「いまここ」にある自分に意識を向けて脳を休ませる手法。呼吸や目の前の物事に意識を向けて、とりとめもなく浮かぶ雑念を手放します。

私たちは起きている間、過去の出来事や将来の不安などをとりとめもなく考えがちです。とくに過去にあったことや未来のことについて何度も考え続けていると、脳がエネルギーを消耗して疲れてしまいます。

マインドフルネスを行うことで思考が止まるので、脳の疲労回復にも効果的です。単なるリラクゼーション効果だけでなく、脳の一部が活性化するので集中力・注意力を高める効果も期待できます。

「マインドフルネス」のやり方

マインドフルネスは呼吸法から始めるのが一般的です。しかし呼吸法だけではなく、目の前の景色や音に集中するだけでもマインドフルネスといえます。

呼吸法から始める

  1. リラックスした体勢で鼻呼吸を繰り返します
  2. 意識を呼吸に向けましょう
  3. 呼吸をしながら体の動きや感覚を観察します
  4. 意識がそれたら呼吸に戻してください
  5. ゆっくりと意識を目の前に戻します

仰向けでも、椅子や床に座った姿勢でも、リラックスできる体勢で構いません。起床時や昼休憩、就寝前など時間があるときにいつでも気軽に行えます。

景色や音に意識を集中する

意識を集中する対象は呼吸以外のことでもOK。目の前の景色や音に集中しているときも、人間の意識は「いまここ」にあります。

例えば空の雲の美しさを眺めている間、意識は過去の失敗や未来の心配事にないですよね。目の前の景色や音などに気づき、まっすぐに意識を向けている状態がマインドフルネスです。

「マインドフルネス」を行うメリット

マインドフルネスは、疲労回復や精神的なつらさを解決する素晴らしい方法です。

睡眠の質が向上する

マインドフルネスを習慣にすると寝つきがよくなり、眠りが深くなります。寝たい時間に眠れない人や、寝ても目が覚めてしまう人におすすめです。

日本人は世界的に見ても睡眠時間が短いといわれていますが、睡眠不足は日中の活動や健康にデメリットばかり。健康や仕事の業績向上のためには、7時間前後の睡眠をしっかりとることが理想です。

脳が疲れを感じにくくなる

人間は起きている間にさまざまなことを考えていますが、大半は同じ思考の繰り返しです。とくにネガティブな感情は何度も浮かんでくるので、脳に疲れが溜まってしまいます。

マインドフルネスは意識を集中させ、雑念に気づいて解放するトレーニングです。さまよう思考が減るので、脳が疲れを感じにくくなります。

病気の発症リスクを低下させる

睡眠不足を改善するだけで、病気の発症リスクが低下します。なぜなら、短時間睡眠を続けている人は病気の発症率が高いことが医学的に証明されているからです。

さらにマインドフルネスを継続して行うことで、高血圧や糖尿病、皮膚病の改善効果が期待できることが分かっています。うつ病や食欲異常など、精神的な不調の改善にも効果的です。

「マインドフルネス」を日常に取り入れよう

マインドフルネスは、目の前に意識を集中させることで脳を休ませる方法です。単なるリラクゼーション効果だけでなく、集中力アップや病気の発症リスク低下などさまざまなメリットが期待できます。

毎日をイキイキと生活するためには、ぐっすり眠って心と体の疲れをとることが大切です。今日からでもチャレンジして、快適に過ごせる毎日を手に入れましょう。

この記事でわかったこと

マインドフルネスは「いまここ」にある自分に意識をむけること

呼吸に意識を集中させて脳の思考を止める

睡眠の質向上や脳のリラックス効果が期待できる

この記事の監修者

山下 明子先生

・株式会社マインドフルヘルス 代表取締役
・内科医、産業医
・神経内科専門医
・抗加齢医学専門医
・人間ドック健診専門医、指導医
・医学博士

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