「糖質制限がうまくいかない」「体質に合ってないのかな?」と悩んでいるのではないでしょうか。
糖質制限をしているのにすっきりしない人や、疲れや不調が気になる人はもしかすると「腸内環境の乱れ」が原因かもしれません。
今回の記事では、糖質制限の成功を左右する腸内環境について解説します。
腸内細菌における「善玉菌」の働き
「善玉菌」が働かないとどうなるのか
「善玉菌」を増やす方法
腸内環境のバランスが崩れると、肥満やメタボが起こりやすくなるといわれています。
糖質制限中の食生活はタンパク質・脂質がメインになりますが、肉や魚ばかり食べていると悪玉菌が増えがち。悪玉菌が増えると善玉菌が減り、腸内環境のバランスが崩れてやせにくくなってしまうことがあります。
不規則な生活やストレス、便秘なども悪玉菌が増える原因になります。糖質制限がうまくいかないだけでなく、健康や美容にさまざまな悪影響を及ぼすので注意が必要です。
糖質制限を成功させるためには、善玉菌を増やして腸内環境を整えることが大切です。
腸内細菌には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つがあります。
腸内細菌の種類 | 働き |
善玉菌 | 身体にいい働きをする |
悪玉菌 | 身体に悪影響を及ぼす |
日和見菌 | 優勢な腸内細菌の味方をする |
「善玉菌」は私達の身体にとってよい働きをしてくれる腸内細菌です。栄養の吸収や消化をサポートし、ビタミンの産生やホルモン分泌にも関与するといわれています。
善玉菌の働き
善玉菌がうまく働かないと、私達は体調を崩しやすくなります。
善玉菌が働かないと起こること
上記の他にも、身体や心にさまざまな悪影響が起こりやすくなります。健康と美しいスタイルを維持するためには、善玉菌を増やし働きやすい環境を作ってあげることが大切です。
糖質制限を成功させるために、食事内容を変えて腸内環境を整えましょう。
善玉菌を増やすには、以下の2つのアプローチがあります。
善玉菌を増やす方法
善玉菌自体を食事から摂るには、「ビフィズス菌」「乳酸菌」を含む発酵食品を食べることが効果的です。
善玉菌のエサになるのは「食物繊維」「オリゴ糖」なので、海藻類や豆類を食べることで善玉菌が働きやすい環境を整えられます。
生きた善玉菌「プロバイオティクス」は、発酵食品に含まれています。発酵食品は「ビフィズス菌」「乳酸菌」などの菌で発酵しているため、直接食べることで善玉菌を補充できるのです。
おすすめの発酵食品
「プロバイオティクス」は腸内の中である程度存在しますが、長く定着してくれるわけではありません。そのため、できるだけ毎日摂取して腸に補充を続けることが大切です。
善玉菌のエサは「水溶性食物繊維」に含まれています。
水溶性の食物繊維が含まれる食材
「オリゴ糖」も善玉菌のエサになる成分です。
オリゴ糖が含まれる食材
善玉菌のエサを摂ることで、善玉菌が働きやすい環境を作ります。発酵食品と一緒にバランスよく食べて、善玉菌の数を増やしましょう。
効率よく腸内環境を整えるためには、「プロバイオティクス」「プレバイオティクス」を組み合わせた食べ方がおすすめです。
腸内環境を整えるおすすめの食べ方例
糖質制限中でも、身近な食べ物で善玉菌を増やせます。継続して摂ることが大切なので、意識して食事を変えてみてください。
腸内環境は食事や生活習慣に影響を受けながら、日々変化を続けています。善玉菌を増やして良い状態を保つためには、発酵食品・水溶性食物繊維・オリゴ糖を毎日続けて摂ることが大切。
腸内環境のバランスを整えると糖質制限がより成功しやすくなります。健康と美しいプロポーションを維持するために、ぜひ今日の食事から意識的に取り入れてみてくださいね。
善玉菌は栄養を取り込み消化を完了させる
善玉菌が働かないと体調を崩しやすくなる
プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせて食べるといい
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