照りつける紫外線や、室内の冷房による気温差・乾燥、さまざまなダメージを受けやすい夏。
今年の夏もケアを頑張っていたけれど、肌へのダメージを感じるという人はいませんか?
そんな夏のダメージによる肌悩みは、食事で内側からケアしてあげることが大切です。今回は管理栄養士・菊地めぐみさんに肌ダメージ回復にぴったりな栄養たっぷりレシピを教えていただきました。
夏の肌ダメージの原因って?
ダメージ肌に取り入れたい栄養素リスト
栄養素を手軽に摂れるサラダボウルレシピ
まずは夏に肌ダメージ、肌の悩みが出てきやすい原因をご説明します。
乾燥と言うと冬をイメージする人も多いですが、実は夏も乾燥しやすい要因がたくさんある季節なんです。
特に室内にいるとエアコンの風を受けて乾燥しやすく、、カサつきが出たり粉が吹いたりすることも。
肌が乾燥した状態だとバリア機能が低下してしまうため、少しの刺激で赤みや痒みなどが起こってしまします。
夏は、高温多湿な気候の影響で皮脂分泌が多くなる季節。
すると毛穴に皮脂が詰まってアクネ菌が増え、ニキビや吹き出物が出やすくなってしまうのです。
高温多湿な夏は、皮脂によるベタつきにも悩まされますよね。
皮脂は本来、肌の水分と混ざることで皮脂膜を形成し、肌を守る役割があります。しかし、季節によっては皮脂が過剰分泌されてしまうため、べたつきが気になってしまうのです。
ベタついている状態が続くとニキビなどの吹き出物も出やすい状態になるため、早めの対策が大切です。
夏は紫外線や冷房の影響で、ダメージを受けたり肌のバリア機能が低下したりするため、かゆみの症状も現れやすい季節。
肌のバリア機能が低下すると刺激物に反応しやすくなるため、しっかりとケアしてあげましょう。
ダメージを受けた肌はスキンケアでお手入れすることも大切ですが、それとともに食事で体の内側からもケアしてあげましょう!
肌ダメージを改善するためには、以下の栄養素を積極的に取り入れるのがおすすめです。
■ ビタミンB6
肌のターンオーバーのリズムを改善に役立ちます。
レバー・豚肉・いわし・まぐろ・セロリ・たまご・大豆 など
■ ビタミンC
紫外線などの酸化ストレスから肌を守る。コラーゲンの生成を促す働きがあります。
かんきつ類・いちご・キウイ・豚肉・小松菜・ブロッコリー・ゴーヤ など
■ ビタミンA
肌の乾燥や色素沈着を防ぎ、粘膜の健康状態を正常に保ちます。
レバー・うなぎ・ニンジン・ほうれん草・かぼちゃ・パセリ・しそ など
■ ビタミンE
紫外線などの酸化ストレスから肌を守る。血行を促します。
アーモンド・ツナ缶・たらこ・アボカド・うなぎ・いくら・大根 など
■ 鉄分
血流を改善し、くすみやクマを防ぎます。
高野豆腐・ひじき・あさり・昆布・小松菜・まぐろの赤身 など
■ タンパク質
肌細胞やコラーゲンをつくる素となり、肌代謝を促します。
肉類・魚類・大豆類・たまご・乳製品 など
ダメージを受けた肌のケアに役立つ栄養素は、手軽にサラダボウルでたっぷり取り入れるのはいかがでしょうか?
以下で紹介するサラダベース、トッピング、ドレッシングを参考にお好みのサラダボウルを作ってみてくださいね。
サラダボウルのスペシャルトッピングにはスモークサーモンがおすすめです。
サーモンには良質なタンパク質、オメガ3、アスタキサンチン(抗酸化物質)が含まれており、夏の肌ダメージの改善にも役立ちます。
夏が終わり、気にかけてはいたけど肌トラブルが出てしまった…。という人も多いはず。
そんなときは適切なスキンケアを取り入れつつ、食事からもダメージ回復に役立つ栄養素を取り入れることを意識してみてください。内側・外側からのダブルケアが秋の美肌の鍵になります。
サラダボウルならお手軽にたっぷりと栄養素を取り入れられるので、今回紹介した組み合わせを参考にしてみてくださいね。
夏は紫外線、冷房による乾燥、皮脂過剰分泌など様々な要因で肌トラブルが起きやすい
夏の肌ダメージには、ビタミンB2、B6、C、A、E、鉄分、タンパク質を積極的に取り入れよう
栄養素を手軽に摂れるサラダボウルで美肌力をUP