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【医師解説】50代の顔のたるみには5つの原因がある!自宅でできる対処法も解説

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美しさに大きく差がついたのは毎日のスキンケアが原因かも。肌のコンディションがゆらぎがちな方へ

       

肌荒れ、しわ、くすみ、たるみ、毛穴、乾燥、黒ずみ…

年齢を重ねるごとに肌トラブルは複雑化し、これまでと同じスキンケアだけでは誤魔化せなくなってきます。

大人の肌悩みにアプローチするために、健やかで元気な肌を土台(※1)からサポートするエクソソーム(※2)美容液を取り入れてみませんか?毎日のスキンケアに+αをすることで、肌が本来もつ機能をサポートし、さまざまな肌の悩みを解決してくれます。

肌にハリを与え、透明感(※3)のある若々しい肌を目指しませんか?

※1角層のこと
※2ヒト脂肪由来葉系細胞エクソソーム:整肌成分
※3うるおってキメの整った肌のこと

「顔のたるみが気になる」「たるみを改善したい!」など、フェイスラインの衰えに悩んでいるのではないでしょうか。

顔のたるみはメイクで隠しにくいし、とにかく老けて見えるので、できるだけ早めに対処したいですよね。

そこで今回は、形成外科医・美容皮膚科医である佐官俊一先生に「たるみの原因」「正しい対処法」について教えていただきました。

この記事でわかること

顔のたるみが起こる原因
顔のたるみを改善する方法
顔のたるみに効果的なスキンケアの種類

顔のたるみの原因とは?

肌のたるみは、皮膚の表面だけが垂れ下がっているわけではありません。

皮膚の断面図を見ると、上から「表皮→真皮→脂肪→筋肉→骨」という層が形成されています。各層でさまざまな問題が起こり、結果としてたるみが顕在化するのです。

コラーゲン不足によるたるみ

老化による「コラーゲン」「エラスチン」の減少が、顔のたるみを起こす原因の1つです。

真皮の「コラーゲン」「エラスチン」が減ると肌が水分を保てなくなり、皮膚表面のハリや弾力が失われてしまいます。すると皮膚の引き締めがなくなるため、肉や脂肪が垂れ下がってきてしまうのです。

脂肪が多くても、表皮が引き締まっていればたるみは起こりません。しかし老化によって表皮のハリがゆるくなると、たるみが目立つようになります。

脂肪の減少

顔の脂肪が減るとハリがなくなるので、たるみの原因になります。

とくに頬骨の上は脂肪が減りやすく、皮膚が余ってたるみやすい部分です。目頭から頬の中央経向けて斜めに入る「ゴルゴライン」も、頬上のボリュームロスが原因で起こります。

頬上の脂肪が減少し、頬下の脂肪が残っていると、下たるみに見えてしまうこともあります。40〜50代になると顔全体の脂肪が減りやすく、ハリ感がなくなってしまうので注意が必要です。

筋膜の緩み

ほうれい線、口角周りやフェイスラインのたるみは、筋肉の表面にある「筋膜」がゆるみが原因で起こります。

「筋膜」はSMAS層ともいわれており、皮膚を支える土台とも言える部分です。「筋膜」が老化してゆるむと肉や脂肪が引き上げられなくなるので、頬周りや口元がたるみ、ほうれい線ができてしまいます。

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骨の萎縮

多くの人が気付いていないところですが、骨の萎縮もたるみの原因です。

40〜50代になると、老化によって骨が削れてしまいます。しかし周りの皮膚の量は変わらないので、ハリが保てなくなってたるみが起こるのです。

額やこめかみ、頬骨や鼻横の骨は萎縮しやすい部分。また、あごの骨が削れるとフェイスラインの皮膚が垂れ下がり、二重あごの原因になります。

急激なダイエットによる表皮のたるみ

特殊な例ですが、急激なダイエットによる皮膚余りもたるみの原因です。

脂肪を急激に減らすと、脂肪が落ちる速度に皮膚の引き締まりが追いつきません。ダイエットをするときは、健康と肌のために適切なやせ方を意識しましょう。

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顔たるみの正しい対処法

たるみを防ぐためには、日頃から紫外線対策を徹底することが大切です。

紫外線には「UVA」「UVB」の2種類があり、「UVA」は波長が長く肌の奥深くまで入り込みます。真皮に到達すると「コラーゲン」「エラスチン」を損傷させるため、肌の弾力がなくなってたるみの原因になるのです。

「UBA」は年中を通じて照射量が多いといわれているので、夏以外でも日焼け止めを塗るようにしてください。

「UVB」は波長が短く、強いダメージを与えてシミの原因になります。夏に照射量が多いので、夏は特に紫外線対策を徹底しましょう。

紫外線対策を徹底する

たるみを防ぐためには、日頃から紫外線対策を徹底することが大切です。

紫外線には「UVA」「UVB」の2種類があり、「UVA」は波長が長く肌の奥深くまで入り込みます。真皮に到達すると「コラーゲン」「エラスチン」を損傷させるため、肌の弾力がなくなってたるみの原因になるのです。

「UBA」は年中を通じて照射量が多いといわれているので、夏以外でも日焼け止めを塗るようにしてください。

「UVB」は波長が短く、強いダメージを与えてシミの原因になります。夏に照射量が多いので、夏は特に紫外線対策を徹底しましょう。

光老化に効果的なスキンケアを使う

紫外線の「UVA」によって皮下組織が損傷し、老化することを光老化といいます。

光老化を軽減させるためには、美容成分「ビタミンA類(レチノイド)」の使用が効果的です。「ビタミンA類(レチノイド)」の効果は研究で実証されており、表皮に対する光老化の軽減に高い効果が期待できます。

医薬品としてドクターの処方が必要なのは「トレチノイン(レチノイン酸)」という成分です。市販の化粧品だと「レチノール」「レチナール」という成分で配合されており、ドラッグストアでも購入できます。

ハイフで治療する

筋膜のたるみをケアするためには、美容皮膚科で行う「ハイフ」という治療がおすすめです。「ハイフ」は熱を入れて筋膜の表面を焼き、皮膚の奥から引き締めてフェイスラインを引き上げていきます。

「ハイフ」は機械の製造会社によってさまざまな種類がありますが、熱で引き締めるという構造は基本的にどれも同じです。中には「目周りのたるみ」「二重あごの改善」など、部分的な悩みに特化したハイフもあります。

糸(スレッドリフト)やフェイスリフト手術による治療

フェイスラインのたるみには、糸(スレッドリフト)やフェイスリフト手術による治療も効果的。

糸(スレッドリフト)とは、肌に特殊な糸を入れてたるみを釣り上げる治療です。真皮や脂肪、筋膜など全体的なたるみを補います。

「フェイスリフト手術」は、さらに本格的なたるみ治療です。ゆるんでしまった筋膜や皮膚自体を切って縫い縮めるので、たるみ改善に高い効果を発揮します。

たるみの原因は表皮だけじゃない!本格ケアを視野に入れてみるのも

フェイスラインのたるみは、表皮だけでなく「筋膜」「骨の萎縮」などさまざまな原因によって起こります。

皮膚表面のたるみには紫外線対策やスキンケアを徹底し、たるみにくい肌をめざしていくことが大切です。まずはホームケアでしっかりとたるみ対策をしていきましょう。

それでも改善されない場合には、美容皮膚科なら「ハイフ」「糸(スレッドリフト)」などさまざまな方法でのたるみ治療が可能。スキンケアでは対処しにくいたるみもケアできるので、「あれこれ試してみたけど効果を感じられない…。」という人は一度検討してみてはいかがでしょうか。

この記事でわかったこと

顔のたるみは皮膚表面だけでなく、筋膜・骨などさまざまな要因によって起こる
紫外線もたるみの原因になるので日焼け止めをしっかり塗る
紫外線による光老化には「ビタミンA類(レチノイド)」が効果的

参考文献

・Ryan R. Riahi, et al.,2016 “Topical Retinoids: therapeutic mechanisms in the Treatment of Photodamaged Skin.”

・B Mendelson,et al.,2012 “Changes in the facial skelton with aging: implications and clinical applications in facial rejuvenation.”

・A Whysong,et al.,2013 “Quantifying soft tissue loss in facial aging: A study in woman using magnetic resonance imaging.

最終更新日:2024.02.29

美しさに大きく差がついたのは毎日のスキンケアが原因かも。肌のコンディションがゆらぎがちな方へ

肌荒れ、しわ、くすみ、たるみ、毛穴、乾燥、黒ずみ…

年齢を重ねるごとに肌トラブルは複雑化し、これまでと同じスキンケアだけでは誤魔化せなくなってきます。

大人の肌悩みにアプローチするために、健やかで元気な肌を土台(※1)からサポートするエクソソーム(※2)美容液を取り入れてみませんか?毎日のスキンケアに+αをすることで、肌が本来もつ機能をサポートし、さまざまな肌の悩みを解決してくれます。

肌にハリを与え、透明感(※3)のある若々しい肌を目指しませんか?

※1角層のこと
※2ヒト脂肪由来葉系細胞エクソソーム:整肌成分
※3うるおってキメの整った肌のこと

この記事の監修者

佐官 俊一

・渋谷スクランブル皮膚科 美容医療担当医師
・公衆衛生学修士

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