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公開日:2021.11.28
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免疫力が低下するのはどうして?免疫力低下のサインと注意点を解説

健康への意識が高まる中で、免疫力低下が気になっている人も多いのではないでしょうか。

感染症や病気などを防ぐためにも、できるだけ免疫力は高い状態を保っていたいもの。しかし目に見えないものなので、自分の免疫力が高いのか、低いのか、判断するのが難しいですよね。

そこで今回は、薬剤師で漢方アドバイザーの大久保愛先生に「免疫力低下」について教えていただきます。

この記事でわかること

免疫力低下はどうして起こるの?
免疫力低下はどうやってチェックできる?
免疫力が低下するとどうなるの?

免疫力低下はどうして起こるの?

免疫は自己防衛システムなので、ちょっとした不調が免疫力低下のサイン。免疫力が低下する原因は、ホルモン変動や自律神経の乱れ、ストレスや睡眠不足など、さまざまなものがあげられます。

顆粒球とリンパ球のバランスが崩れる

私たちの免疫力は「白血球」という細胞がつかさどっており、その中でも「顆粒球」「リンパ球」に分かれています。

▼顆粒球とリンパ球の働き

  • 顆粒球…細菌を処理する
  • リンパ球…ウイルスを処理する

成人の血液における比率は「顆粒球」が55〜60%、「リンパ球」が35〜41%で、比率がこの範囲に収まっていれば免疫力は高い状態です。

しかし「顆粒球」「リンパ球」のどちらかの比率が極端に増減すると、免疫力が低下していしまいます。免疫力が低いままにしておくと、内外の敵と闘えず、感染症や自己免疫疾患などを引き起こしてしまうのです。

免疫力低下の原因

免疫力低下の背景には、さまざまな原因が考えられます。

▼免疫力低下の原因

  • 加齢(老化)
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 食生活の乱れ
  • 運動不足
  • 身体の冷え
  • 過剰な飲酒
  • 喫煙

免疫力のピークは20歳前後といわれており、加齢に伴って免疫細胞の機能は低下していきます。年齢とともに風邪をひきやすくなったり、重症化しやすくなるのは免疫力低下の影響と考えられるでしょう。

その他、生活習慣の乱れや身体の冷えなども免疫力低下につながります。アルコールの過剰摂取や喫煙も免疫力を低下させてしまうので、免疫力を高めるためには控えるのがベストです。

免疫力が低下しているときのサイン

免疫力低下のサインは、肌荒れや口内炎など、ちょっとしたところに現れます。

分泌物の異常や変化が見られる

免疫力低下が起こっているときは、体内の分泌物に異常や変化が現れやすくなります。なぜなら、免疫細胞が細菌やウイルスと闘っているとき、敵に対抗するために分泌物を増やすからです。

▼分泌液による免疫力低下のサイン

  • 痰が黄色くなる、ベタつく
  • 汗がベタつく
  • おりものの匂いが変わる

病原体が侵入しているときは雑菌の繁殖も起こるので、分泌物の色が黄色くなったり、ベタついてしまったり、異常や変化が見られます。

ドライマウス(口の中が乾く)

唾液の分泌が少なく、口の中が乾燥してベタつきがちな「ドライマウス」になっている人は注意が必要です。

口は、一番初めに細菌やウイルスが侵入するところ。口の中が乾燥していると粘膜が敏感になったり、雑菌が繁殖しやすくなったりして、防御機能が低下してしまいます。

▼唾液の分泌が減ってしまう原因

  • 自律神経の乱れ
  • ストレス
  • 食べるときによく噛まない

噛む動作には幸せホルモン「セロトニン」を分泌する作用があり、副交感神経を優位にします。自律神経が整うと免疫の働きもよくなるため、唾液の分泌を促すためにもよく噛んで食べることは非常に大切です。

便の状態が変化する

免疫力低下のサインで、最も分かりやすいのが便の状態の変化です。

▼便の免疫力低下サイン

  • 便秘
  • 柔らかくなっている
  • ベタつきがある
  • 痛みを感じる
  • おならや便が臭い

腸は免疫とリンクしているところ。毎日の排便を確認すると、腸の状態と分泌物の状態が分かるので、目安としてとても分かりやすいポイントです。

とくに便秘気味の人は、腸内に老廃物を長く留めているため、腸内環境が悪くなってしまいます。便のベタつきやおならの匂いの変化なども免疫力低下サインなので、ぜひ毎日チェックしてみてください。

免疫力が低下するとどうなるの?

免疫力が低下すると、私たちの身体にはどのような変化が起こるのでしょうか。

免疫力が低下すると病気に罹りやすくなる

免疫力低下によって最も心配なのが、病気に罹りやすくなることです。

▼免疫力低下によるリスク

  • 感染症の発症率が高まる
  • がんの発症率が高まる
  • 肌環境が悪化する
  • 新陳代謝の低下
  • ターンオーバーの乱れ

免疫力が低下すると、些細なことに身体が反応しやすくなります。また、美容面でもさまざまなデメリットを引き起こし、老化リスクも高まるので注意が必要です。

環境の変化に過剰反応しやすくなる

免疫力低下によって、ちょっとした環境の変化にも反応しやすくなります。

▼免疫力低下による過剰反応

  • 季節の変化による不調
  • 天気の変化による不調
  • 新しい場所による不調
  • 珍しい食べ物による不調

「新しい場所に行ったら鼻がムズムズする」「珍しいものを食べたら蕁麻疹が出る」など、ちょっとした不調を起こしやすくなります。目の痒みや肌荒れなど、小さな変化も免疫力低下に関わってくるところです。

Fitbitの活用で免疫力低下をケアできる

Fitbitでは健康状態を記録することが可能。毎日の健康管理を行うことで、免疫力の状態を簡単にチェックできるようになります。

▼Fitbitでできること

  • 心拍数の測定
  • 歩数などアクティビティの測定
  • 血中酸素ウェルネスのモニタリング
  • 睡眠スコアと状態の記録
  • ストレスマネジメントスコアの記録
  • その他

「スコアが悪い日は休息する」「よくない行動を見つけて改善する」など、Fitbitを活用することで細かな健康管理ができ、さらに免疫力を効率良くケアできます。Fitbit以外にも他のウェアラブル端末などでも睡眠の点数や自律神経の状態もわかるものもあるため、健康管理のために活用してみるのもおすすめです。

免疫力低下は病気リスクやさまざまな症状につながる

免疫力低下は、加齢や生活習慣の乱れが原因となり、白血球のバランスが崩れることで引き起こされます。

免疫力が低下したまま放置すると病気にかかりやすくなったり、美容面でもデメリットがあるので、早めにケアすることが大切です。

免疫力低下のサインは分泌物の変化や異常、便の状態の変化などでチェックできます。ちょっとした身体の変化にも気を配りながら、免疫力低下のサインをキャッチして、少しずつセルフケアをしていきましょう。

この記事でわかったこと

免疫力低下は老化や生活習慣の乱れによって引き起こされる
免疫力の状態は分泌物・排泄物をチェックすることで把握できる
免疫力低下によって病気に罹りやすくなり、美容にも悪影響が出る

この記事の監修者

大久保 愛先生

・薬剤師
・漢方カウンセラー
・国際中医師
・国際中医美容師
・アイカ製薬株式会社代表取締役
・漢方生薬研究所開発責任者
・一般社団法人腸内細菌検査協会理事
・株式会社東進メディカルアドバイザー

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