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肌荒れの原因とメカニズムとは?肌荒れ改善のためにまず原因を知ろう!

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肌荒れには必ず何らかの原因があります。日ごろ何気なくとっている行動が肌荒れの原因につながっていることも。そこで、この記事では肌荒れの原因とメカニズムをメインに、肌荒れを改善する方法などについても詳しく解説していきます。肌荒れの原因と改善方法を知り、美しい肌を目指しましょう。

肌荒れの基本的な原因

肌荒れの基本的な原因は、皮膚のバリア機能の低下、ターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの乱れだと言われています。まずはこれらについて詳しく解説していきます。

皮膚のバリア機能の低下

皮膚のバリア機能とは、角質層が肌のうるおいをキープするために、紫外線や乾燥、花粉といった外部刺激から肌を守ってくれる機能のことを指します。しかし、バリア機能が低下すると、肌の水分が蒸発することで外部刺激の影響を受けやすくなり、肌荒れの原因となることがあります。

肌のバリア機能が低下する要因としては、不十分な紫外線対策、偏った食事による栄養不足、誤った洗顔方法、加齢による皮脂の減少などが挙げられます。そのため、肌荒れ改善のためにはバリア機能を回復させる必要があるのです。

ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーとは、約6週間の周期で行われる肌の代謝(肌の細胞が古いものから新しいものへと入れ替わる)のことを指します。肌は一番表面の角質層などの表皮、真皮、その下の皮下組織などのいくつかの層に分かれていて、表皮の一番底にある基底層から新しい細胞が生成され、徐々に上部へと押し上げられると、最終的には肌の表面に現れます。それが垢として剥がれ落ちるというのがターンオーバーの仕組みです。ターンオーバーの乱れもバリア機能の低下につながり、肌荒れ起こす原因となります。

ホルモンバランスの乱れ

女性の肌荒れにつきものなのがホルモンバランスの乱れ。生理前に肌荒れしやすいのはホルモンの分泌量が変化していることが関係しています。まず、女性ホルモンには卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類があります。生理前になると黄体ホルモンが増加しますが、この黄体ホルモンによって皮脂が過剰に分泌することで毛穴が詰まるため、ニキビなどの肌荒れと密接に関係していると言えます。

肌荒れの症状ごとの原因

肌荒れの症状にもいくつか種類があります。中でも代表的な肌荒れであるニキビ、乾燥、赤みの3つの症状の原因についてご説明していきます。

ニキビの原因:皮脂による毛穴のつまり

肌荒れといえばまず思いつくのがニキビ。ニキビは、皮脂による毛穴のつまりによって起きます。初期では白いニキビができ、悪化していくと黒ニキビへと進行し、そして最後には赤ニキビとなり炎症が起こります。

白ニキビはニキビの中でも初期の状態で、皮脂の分泌が多くなることで毛穴の奥に皮脂がたまり、肌表面が白く盛り上がったものを言います。かゆみや痛みといった症状はないものの、潰したりすると炎症の原因となる可能性があります。さらに、白ニキビが悪化して毛穴が詰まり、溜まった皮脂が酸化することで毛穴が黒く見える状態が黒ニキビです。

そして、白ニキビや黒ニキビが悪化して炎症を起こしたものが赤ニキビです。炎症の元となるのは増殖したアクネ菌。アクネ菌は正常な肌にもいるものですが、空気に触れない密閉された空間では一気に増殖し、腐敗した皮脂と結びつくことで炎症を起こします。

乾燥の原因:水分・皮脂不足

乾燥とは、肌の水分や皮脂が不十分で、肌のつっぱりやカサカサを感じる状態のこと。乾燥の原因は主に肌のバリア機能が十分に働いていないことで、肌の水分と脂質を逃してしまうことだと言われています。

赤みの原因:炎症など

肌荒れの症状として肌の赤みも挙げられます。赤みが起こる原因には、炎症と毛細血管拡張の2つがあります。そもそも炎症はウイルスなどの侵入を防ぐために起きるもので、体の防衛反応とも言えます。また、細菌やウイルスが侵入すると、それらを排除するための免疫細胞などが血流にのって患部に集中するため、毛細血管血管が拡張され、肌から透けて赤く見えるのです。

赤ニキビの症状がわかりやすいと思いますが、赤ニキビによって肌が赤く見える場合は炎症を起こしていることや、その炎症を抑えようとしていることで起こる毛細血管の拡張が原因となります。

肌荒れの部位ごとの原因

肌荒れは起こる部位によって以下のように原因が異なります。

  • おでこ:ホルモンバランスの乱れ、皮脂の過剰分泌、髪の毛についた埃や整髪料など
  • 頬:ホルモンバランスの乱れ、胃腸や肝臓の問題、乾燥、便秘、メイクの落とし残しなど
  • 口周り、顎:ホルモンバランスの乱れ、胃腸の問題、睡眠不足、乾燥、ストレスなど

また、顔周りは無意識のうちに触れてしまうことが多い部位。摩擦や雑菌の付着によって知らず知らずのうちに肌へダメージを与えていることもあります。中でも、顎は皮脂の分泌が過剰であるにもかかわらず、乾燥しやすいという特徴があり、ケアが難しい部位でもあります。

肌荒れの原因となる生活習慣

  • 日焼け止めを塗らず外出する
  • エアコンなどによる乾燥
  • 過度なストレス
  • 睡眠不足
  • ゴシゴシ洗いなどの間違ったスキンケア
  • 栄養バランスの乱れ

日々何気なく行っている習慣が肌荒れを引き起こしている可能性もあります。ここからは肌荒れの原因となる生活習慣を挙げていきますので、該当する習慣がないか、生活を改めて見直すきっかけにしてみてください。また、改善策も紹介するので、試してみましょう。

日焼け止めを塗らず外出する

紫外線を浴びすぎると肌荒れの原因となります。紫外線はシミやしわ、たるみなどの症状を引き起こすものとして知られていますが、実は肌のバリア機能を低下させ、炎症を引き起こす原因にもなります。また、紫外線は時期にかかわらず年中降り注いでいるため、季節や天候にかかわらず、外出時は日焼け止めクリームを塗るのがおすすめです。

エアコンなどによる乾燥

エアコンが常に起動した空間にいると異常に肌が乾燥することはありませんか?これはエアコンの送風によって部屋の湿度が大幅に下がるためです。ちなみに部屋の大きさにもよりますが、1時間エアコンを稼働すると湿度は半分近くまで減少してしまうそうです。また、乾燥が起きるのはバリア機能の低下が関係していると述べましたが、この機能が正常化していない状態でターンオーバーが起こると、一層肌の乾燥が進んでしまうと言われています。

エアコンによる乾燥を防ぐためには加湿と保湿対策が重要です。風に直接当たらないよう風向きの設定を変更したり、保湿クリームや加湿器の使用などを検討してみましょう。また、加湿器がない場合は部屋に濡れたタオルや衣類を干すもの有効と言われています。

過度なストレス

ひとくくりにストレスと言っても様々で、心理的なストレスから、外部環境の変化などによるストレスなどがあります。ストレスと切っても切れない関係にあるのが自律神経です。自律神経は循環器や呼吸器、消化器の働きをコントロールする神経であり、呼吸や脈拍、体温調整に関連しています。自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類が存在し、緊張状態などストレスや負荷がかかった状態になると、交感神経が働きます。交感神経が働くことで血管の収縮などが続き、免疫低下につながると、ターンオーバーが正常に行われなくなり、肌荒れの原因となることがあります。

そのため、日頃から適度に運動をしてお風呂にゆっくり浸かったり、お気に入りの匂いを身につけてリラックスしたりするなど、自分なりのストレス発散法を試してみましょう。

睡眠不足

十分な睡眠をとらないと成長ホルモンの分泌が減少し、ターンオーバーが乱れることがあります。また、睡眠不足もストレスとなるため、交感神経が働き、ホルモンバランスが崩れて皮脂の分泌が多くなり、肌荒れの原因となることがあります。質の良い睡眠のためには、22〜2時に寝ていることが大切と言われています。22時になるのが難しい場合も、最低でも6時間は睡眠を取ることを心がけましょう。

なお、睡眠不足の原因が時間によるものでなく、自分のコンディションが関係している場合であれば、睡眠環境を見直すこともおすすめです。室内の温度や湿度は適切か(温度26〜28度、湿度50%程度)、寝る直前2時間の間に食事をしていないか、適度な運動とゆっくりと入浴ができているかどうかなど、普段の生活を改めて振り返ってみてください。

間違ったスキンケア

しっかり洗顔しようとゴシゴシ洗いをしていませんか?強く洗いすぎると摩擦を引き起こし、肌に負担をかけてしまいます。そのため、洗顔の際はよく泡立て、泡で洗うイメージで洗浄します。また、すすぎ残しがないようにぬるま湯ですすぎましょう。あまりにお湯の温度が高すぎると乾燥してしまうことがあるため注意が必要です。

また、洗顔後の肌は乾燥しやすいため、化粧水で水分を与えてから乳液やクリームでしっかりと蓋をするように保湿することがポイントです。

栄養バランスの乱れ

肌荒れ対策には、体を内側から整えることも重要。栄養バランスがしっかりととれた食生活を心がけ、コラーゲンの生成やターンオーバーを正常化させる効果が期待できるビタミン類、タンパク質、鉄分を摂取するのがおすすめです。

  • ビタミンB2:レバー、うなぎ、納豆など
  • ビタミンB6:豚肉、たまごなど
  • ビタミンC:柑橘類、ブロッコリーなど
  • ビタミンE:アーモンド、アボカドなど
  • 鉄分:ひじき、レバー、小松菜など
  • タンパク質:肉類、魚類、大豆製品など

このような食材を日々の食生活に意識的に取り入れ、肌荒れの改善につなげましょう。

原因を理解して肌荒れに改善を!

肌荒れの改善には原因を正確に理解することが重要です。なお、肌荒れの原因としては肌のバリア機能の低下、ターンオーバーやホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。これらには日々のスキンケア、食事、睡眠、ストレスなどが大きく関係しているため、肌荒れに悩んでいる方は一度生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?

最終更新日:2023.02.28

年齢とともに感じる肌の不調
2024年から始める
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昔はそこまで気にならなかった、くすみ(※2)、ハリ不足など、年齢とともに肌の不調を感じていませんか?

みずみずしく弾力のある肌状態は20歳前後から24歳頃にピークを迎え、それ以降は降下していく一方。
エイジングケア(※1)を取り入れることにより肌トラブルを防ぐことにもつながります。

遅すぎることはありません。ぜひ一度ご自身のエイジングケアを見直してみませんか?

※1 年齢に応じたお手入れ ※2 感想等による肌印象のこと

この記事の監修者

佐官 俊一

・渋谷スクランブル皮膚科 美容医療担当医師
・公衆衛生学修士

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