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fracora

小さな花の王様 The little flower long

ここは色とりどりの花が咲きみだれる町。
みんなからは「花の町」と呼ばれていました。
そんな町に住んでいて、何より花が大好きなサボは
ある不思議な出来事に困っていました。
それは花のつぼみが、全く開かなくなったのです。

「なんで花が咲かないんだろう
ずっとつぼみのままだなんておかしいわ。」

サボは花を咲かす方法を探すために
森を探検することにしました。

森を歩いてみましたが、
花は全て、咲くことを忘れたかのように
つぼみのまま、静かにじっとしています。

「これは大変だわ。
世界中のお花が咲かなくなったらどうしよう…」

そう言いながらサボはどんどん進みます。

ガサガサガサ‼︎
「あら?見かけない人ね。
あなたここで何をしているの?」
と目の前に森の精霊たちが出てきました。

突然のことにサボは驚きましたが、
精霊たちに聞きました。
「私、お花を咲かせる方法を探しているの。
精霊さんたちは知らない?」

「あら、残念だけど私たちは知らないわ。」
サボはがっかりしました。

「でもきっと女王なら何か知っているかもね。
それよりここで遊びましょうよ!」

「でもきっと女王なら何か知っているかもね。それよりここで遊びましょうよ!」
精霊たちから誘われたサボ、どうする?

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「遊んでくれたお礼に私たちが一緒について行ってあげる」
「わぁ、うれしい!精霊さんたちありがとう!」

サボと精霊たちはどんどん森の奥へ進みます。
おや?向こうの方に何やら煙が立つのが見えます。

「ん?おじょうさん。こんなところに何か御用かい?」
そこには不思議な格好をした女の人がいました。
突然の声にサボはまた驚きましたが、
その女の人に訪ねました。
「お花を咲かせる方法を聞くために
女王さまのところへ向かっているの。」

「なるほど…、そのお城は見つからないよきっと。
それよりもおじょうさん、お腹が空いているんじゃないかい?
ちょうど夕飯の支度をしているんだよ。
一緒に食べようじゃないか。」

「一緒に食べようじゃないか。」
夕食のお誘い、どう応える?

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「おいしい!森で食べるごはん最高!」
サボは女の人が出してくれた食事をペロリとたいらげました。
「気に入った!私は女王の城の門番マダム・ムーン!
女王のところへ案内して差し上げよう!」

マダム ・ムーンは不思議な言葉を唱えると
なんとそこに大きなお城が出てきました。
「さあ、お行きなさい。」

サボはマダム ・ムーンにお礼を言うと
お城の中に入りました。
そこには見たこともない豪華な部屋が広がっています。

「何者ですか!」
サボはまたまた驚きました。
声のした方を見てみるとそこには今まで見たことのないほど
美しい女の人がいます。

「あなたが女王様?」
「いかにも。そこで何をしているの?」女王が聞きました。

「私はサボ。私の町のお花が咲かなくなってしまったんです。
再び花を咲かせる方法を知りませんか?」

女王は答えます。
「サボとやら。
あなたは花の咲く理由を知っていますか?」

サボは首を横に振ります。

「そうでしょうね。花は自分で咲こうと思わないと
咲かないのです。
今花が咲かなくなったのはなぜか。
それは誰も花のことを褒めてくれなくなったからです。」

それを聞いてサボはとても悲しい顔をしました。
「あなたはなぜそんなに花を咲かせたいのですか?」

「あなたはなぜそんなに花を咲かせたいのですか?」
サボの本当の気持ちは…?

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「あなたは思いやりのある心優しい子のようです。」
サボの優しさと勇気に感銘を受けた女王は
美しい小瓶を授けました。

「今回だけ特別にこの秘薬をあげましょう。
水に混ぜてつぼみにふりかけなさい。
しかしこの薬は花を咲かせる薬ではありません。
眠りについたつぼみを目覚めさせるだけ。
あとはわかりますね?」

サボは女王に言われた通り、もらった秘薬を水にまぜ、
つぼみにかけて回りました。そして大きな声で言います!

「お花さんたち!私たちにまた綺麗な花を咲かせて見せて!」

するとどうでしょう。
いままで眠っていたかのように
つぼみだった花が咲きました!

突然満開になった花に町の人たちは驚きました。
「サボ!すごいじゃないか!ありがとう!」

「エッヘン」
サボは町を救った王様のような気分で誇らしげ。

それからというもの、町の人たちは
いつまでも花を慈しみ、大切にしました。

おしまい。

作家プロフィール

松野 和貴
KAZUKI MATSUNO

大阪在住のイラストレーター。
日常のあるモノ、コトをきっかけに、空想の物語を紡ぎ出し、
その物語を起点に絵を描きます。
主に挿絵、パッケージ、ラベル、絵本などに提供、その他壁画、
看板なども手掛けながら、個展、グループ展なども行います。
大切にしている思いは「あったらいいな。」

instagram : matsuno_kazuki