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脈拍が早いとどうなる?脈拍チェックで分かる健康管理の方法とは

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年齢を重ねても健康でいたい!生活習慣にプラスしたいインナーケア

       

バランスの取れた食生活や適度な運動、質の良い睡眠は、健康な身体や肌を保つために非常に重要です。

しかしながら、忙しい日々の中でどれも完璧にこなすことは難しいはず。そんな時に、考えたいのが、サプリメントで不足している栄養を補うことです。

いつまでも元気で美しくいたい、そうお考えの方はぜひこの機会に検討してみましょう。

「脈拍が早いと異常?」「脈拍が変わるのは病気?」など、脈拍に関する不安を抱えてはいないでしょうか。

健康診断で指摘されたり、毎日測っている脈拍に変動があったりすると「どこか悪いのではないか」と考えてしまいますよね。

そこで今回は、医師の山下あきこ先生に「脈拍チェックで分かる健康」についてお話を伺いました。

この記事でわかること

脈拍が早いときや変動したときの考え方
脈拍の変動があったときに注意するべきこと
脈拍チェックで分かる心身の不調

脈拍が早い?心拍数が変動したときの考え方

脈拍をチェックするときは、正常な変動と「ちょっとおかしいかも」と思うポイントを知っておくことが大切です。

活動後に脈拍が早いのは正常

活動したときに脈拍が早いのは、身体の正常な働きです。

私達の身体は、心拍を変動させることによって機能を保っています。脈拍を上げて血液循環を促すことで、活動中も各臓器へ十分な酸素を届けているのです。

そのため、身体を動かしたときに脈拍が早いのは心配ありません。安静にしているうちに脈拍が戻るなら、心臓は正常に機能していると考えられます。

最大心拍数を基準にしよう

「最大心拍数」とは、人間が運動したときに上がる心拍数の最大値です。

どんなに激しく運動したとしても、最大心拍数を大幅に超えることはほとんどありません。以下の計算式に自分の年齢を当てはめて、最大心拍数を計算してみましょう。

▼最大心拍数の計算式
220−年齢

また、下記の年齢別最大心拍数の表もご参考にしてみてください。

▼年齢別の最大心拍数

年齢 正常値
40 180
45 175
50 170
55 165
60 160
65 155
70 150

「最大心拍数」は、同じ年齢の人であればほとんど一定と考えられています。40歳なら最大心拍数180、50歳なら最大心拍数170なので、40代以上の心拍数が200まで上がることはほとんどありません。

少しランニングしたくらいで脈拍が200以上になっていたら「ちょっとおかしいかも」と捉えてください。

脈拍チェックで分かる心身の変化

活動していないときの「安静時心拍」を観察することで、心身の変化にいち早く気付けます。

安静時心拍の変動で生理周期が分かる

「安静時心拍数」の変動を見ていると、生理がくるタイミングに気付ける場合があります。

なぜなら、体温と脈拍は両方とも「自律神経」が司っているから。自律神経の調節によって、体温が上がると脈拍も上がることが考えられるのです。

生理周期の中で「高温期」がくると、安静時心拍数が少し上がります。体温が下がって「低温期」に入ると安静時心拍が少し下がり、生理がくるという流れです。

発熱するときも心拍数が上がる

安静時心拍は、発熱や呼吸の苦しさを反映することもあります。

自覚症状がなくても安静時心拍が急に上がってきたら、不調サインかもしれません。症状がひどくなる前に医療機関を受診するなど、早めの対処を心がけましょう。

心理的ストレスが脈拍に出ることも

安静時心拍は、心理的ストレスが反映されることもあります。

頭では「大したことない」と思っていても、心がストレスに感じている場合は脈拍が早くなるのです。自分では自覚しきれていない心理的ストレスも、脈拍の変動によって身体が気付かせてくれます。

脈拍は不調を知らせてくれるバロメーター

脈拍は、活動に応じて早くなったり遅くなったりするのが正常な働きです。

活動していないときの脈拍「安静時心拍」の変動があるときは、心や身体に不調が起こっているかもしれません。

健康のバロメーターになるので、Fitbitや血圧計などを使って毎日の脈拍チェックを行ってみてください。

この記事でわかったこと

活動して脈拍が早いのは正常な働きなので心配ない
運動後でも最大時心拍よりも高くなってしまう場合は要注意
心拍数チェックで生理周期や発熱、ストレスなどが分かる

最終更新日:2021.10.25

年齢を重ねても健康でいたい!生活習慣にプラスしたいインナーケア

バランスの取れた食生活や適度な運動、質の良い睡眠は、健康な身体や肌を保つために非常に重要です。

しかしながら、忙しい日々の中でどれも完璧にこなすことは難しいはず。そんな時に、考えたいのが、サプリメントで不足している栄養を補うことです。

いつまでも元気で美しくいたい、そうお考えの方はぜひこの機会に検討してみましょう。

この記事の監修者

山下 あきこ

・株式会社マインドフルヘルス 代表取締役
・内科医、産業医
・神経内科専門医
・抗加齢医学専門医
・人間ドック健診専門医、指導医
・医学博士

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