オンラインイベント

初心者OK!腸内環境を整えるビューティーファスティングのやり方

フェイスブック ツイッター ライン
 

年齢を重ねても健康でいたい!生活習慣にプラスしたいインナーケア

       

バランスの取れた食生活や適度な運動、質の良い睡眠は、健康な身体や肌を保つために非常に重要です。

しかしながら、忙しい日々の中でどれも完璧にこなすことは難しいはず。そんな時に、考えたいのが、サプリメントで不足している栄養を補うことです。

いつまでも元気で美しくいたい、そうお考えの方はぜひこの機会に検討してみましょう。

「若々しい体型を取り戻したい」「肌あれを改善したい」など、美容に悩みを感じていませんか?

食事管理や運動、スキンケアなどを試してもなかなか改善が見られないときにはファスティングがおすすめです。ファスティングを行うことで身体の内側からキレイになり、若返りに効果的な遺伝子が働き始めます。

今回の記事では、ライフスタイルデザイナーの栗原冬子さんに「腸内環境を整えるビューティーファスティング」について教えていただきました。

この記事でわかること

ファスティングの効果
ファスティングのやり方
ファスティングの注意点

ファスティングとは?

ファスティングというと、断食やダイエットのイメージがあるのではないでしょうか。実は、ここでいうファスティングは「身体の中の大掃除」を目的としています。

ファスティングは細胞のクレンジング

ファスティングは、体の中をクリアにすることで細胞をクレンジングするのが目的です。

私たちの体の中には、約60兆個の細胞があるといわれています。その細胞1つひとつが汚れていると、どんなにダイエットをしても、良質なスキンケアを試しても、その効果を最大限に得られません。

ファスティングとは「断つ」という意味があり、食事を断つことで体の中に蓄積された毒素を排出します。汚れた細胞をクリアにすることで、身体にいい栄養素を取り込みやすくするのです。

ファスティングは汚れた細胞をキレイにする唯一の方法と考えられており、フランスでは「メスを入れない手術」といわれています。アメリカやドイツでも病気の治療としてファスティングが医師から推奨されており、健康にいい効果が世界的に注目されている食事法です。

酵素を働かせて代謝アップ

私たちは「消化酵素」「代謝酵素」という2つの酵素を持っています。

現代の食生活では、暴飲暴食によって「消化酵素」を無駄遣いしがちです。1日に使える酵素の量は決まっているので、「消化酵素」を使いすぎると「代謝酵素」に回りません。

「代謝酵素」が働かないと太りやすくなったり、一気に老け込みやすくなったり、美容と健康にさまざまな弊害が起こります。ファスティングは酵素の節約になるので、ダイエットやエイジングケアにもつながるのです。

ファスティングが注目される理由

ファスティングが注目される時代背景として、日本人の食事が欧米化されていることが挙げられます。

和食中心の食生活は、野菜や発酵食品が多く、食事から酵素を摂取できていました。低カロリー・低脂質で、健康や若々しさを保ちやすかったのです。

しかし、海外から入ってきた食生活は高カロリー・高脂質。加熱が必要なお肉や加工食品も多いために酵素が少なく、農薬などの毒素も取り入れてしまいます。

食べすぎや酵素の減少、毒素の蓄積によって、現代人は健康や美容を保つのが難しい食環境に置かれています。そのため、体内をクレンジングできるファスティングが注目されていると考えられます。

ファスティングの効果

現代は飽食の時代といわれており、食べるものに困ることはほとんどありません。むしろ、お腹が空いていないのに食べてしまったり、3食+おやつまで食べてしまったり、多くの人が食べすぎです。

食べ物に溢れた世の中で、ファスティングを行うことは健康に多くのメリットがあります。ダイエットはもちろん、ファスティングはさまざまな不調や女性特有の悩みにも効果が期待できるのです。

若返り遺伝子が活性化する

ファスティングは食事を摂らないので、お腹が鳴るほど空腹になります。

すると「サーチュイン遺伝子」という若返りの遺伝子が活性化し、傷ついた細胞が修復されていくのです。細胞が修復されると血液がサラサラになり、内臓脂肪が燃焼して太りにくい体になれます。

腸内環境がリセットされる

ファスティングを一定期間行うと、腸内環境がリセットされます。

▼腸内環境リセットで期待できる効果

  • 善玉菌が増える
  • 代謝酵素が活性化する
  • 脂肪の燃焼効率が高まる
  • 睡眠の質が向上
  • 血圧の安定
  • 免疫力アップ
  • 肌質の改善
  • アレルギー体質の改善

腸内環境が乱れていると、栄養たっぷりな食品を食べても吸収されません。太りやすくなるだけでなく、免疫力低下やアレルギーを引き起こすこともあります。

味覚が冴える

ファスティングをすると、味覚が冴えて素材の味が楽しめるようになります。

今まで濃い味が好みだった人も、ファスティング後は味覚が研ぎ澄まされていくのです。味覚が冴えることで、食べ物の好みも変わっていきます。

脳が活性化して集中力アップ

ファスティングをすることで脳のα波が増加し、集中力の向上が期待できます。食べないと食後も眠くならないので、日中のパフォーマンスがアップするのです。

また、昼間は脳が冴え渡っているため、その分夜はしっかり寝られます。睡眠の質が上がるので、睡眠サイクルや生活習慣の改善にも効果的です。

女性特有の悩みが改善される

ファスティングをすることで、女性はホルモンバランスの乱れも整います。

月経開始と同時に準備を始め、月経終了からファスティングに入るようなスケジュールが効果的。月経期間中は栄養不足になると体によくないので、月経が終わる頃からファスティングを始めるのがおすすめです。

月経が終わる頃はダイエットにも適している時期なので、ファスティングすることで理想のスタイルへ近づきやすくなります。

ファスティングの種類

今回お伝えする「腸内環境を整えるビューティーファスティング」には、3種類のやり方があります。初心者は、まずは手軽な「半日ファスティング」から始めるのがおすすめです。

初心者におすすめ!半日ファスティング

半日ファスティングとは、朝食だけ食べない方法です。

朝は固形物を食べず、水+スムージーなどで栄養補給します。朝食を一切抜くのはよくないので、胃腸に優しいスムージーでビタミンやミネラルを補給するのがおすすめです。

半日ファスティングだけでも、空腹が起こるので若返りのスイッチが入ります。毎日の習慣にすることで、ダイエット効果や免疫力アップ効果が実感しやすくなるでしょう。

1日ファスティング

1日ファスティングとは、丸1日食べないということ。

半日ファスティングに慣れてきたら、1日ファスティングに挑戦してみてください。栄養が入ってこないので、長生きするための本能が働き始めます。

空腹によってサーチュイン遺伝子が活性化するので、傷ついた細胞が修復されます。内蔵脂肪の燃焼や、若返りにも効果が期待できるでしょう。

3日ファスティング

本格的なファスティングを行うなら、3日ファスティングが効果的です。

3日ファスティングを行うと、体内から老廃物がしっかり排出されて腸内環境をリセットできます。内臓脂肪が燃焼されて太りにくい体を作り、最終的に血液がサラサラになっていくという流れです。

3日ファスティングを行うときは、前後2日ずつ「準備食」「回復食」を摂ります。そのため、全く食べないのは中3日間でも、3日ファスティングは1週間の予定を立てて行うものです。

ファスティング初心者は、慣れてきてから3日ファスティングに挑戦しましょう。

週末ファスティング

会社で働いているとランチや飲み会などの付き合いがあるので、ファスティングするのが難しいですよね。

平日働いて土日お休みの人は、土日に集中して行う週末ファスティングがおすすめです。金曜日の夜から準備を始め、土曜日の朝から固形物を摂らずにスムージーで済ませます。

日曜日の朝までファスティングし、昼からお粥など消化によいものを食べ始めましょう。週末ファスティングだけでも体質が改善され、体重が自然と落ちていくこともあります。

自分のライフスタイルに合わせて、無理なくファスティングを続けてみてください。少しずつでも、継続することでファスティングの効果を実感できるはずです。

初心者必見!ファスティングの注意点

ファスティング初心者が浅い知識で始めると、体調を崩してしまうことがあります。ここではファスティングを行うときの注意点を紹介していくので、ぜひファスティングを始める前にしっかりチェックしてください。

ファスティングは完全に食べないわけではない

ファスティングといっても、水だけ飲んで何も食べないのは間違い。全く食べないと栄養素が入ってこないので、体重は落ちますが、シワシワに老化しながらやつれてしまいます。

ファスティング中でもスムージーやお味噌汁など、胃に負担のかからないものでしっかりと栄養補給することが大切です。しっかりとビタミン・ミネラルや酵素を補給し、美しく健康的なプロポーションをめざしましょう。

飲酒・喫煙・カフェインなどの嗜好品はNG

ファスティング期間中は、飲酒・喫煙など嗜好品も一切口にできません。

カロリーがないブラックコーヒーや紅茶なども、カフェインが含まれるのでNGです。コーヒーやお茶を飲みたいときは、カフェインレスのものを選んでください。

3日以上は続けない

ファスティングは、体に負担のかからない日数が限度です。

3日ファスティングを行うと、身体が軽く快適なので、もっと続けたいと思うかもしれません。また、食べるのが面倒くさくなることもあるでしょう。

しかし3日以上ファスティングを続けると、抵抗力が失われていきます。楽しく健康的にファスティングができるのは3日までなので、3日目が終わったら必ず回復食で栄養補給してください。

ファスティング中におすすめの食事方法

準備食・回復食や、ファスティング中におすすめの栄養補給を紹介します。ファスティング期間中もしっかり栄養を摂り、若々しさを保ちながらすっきりとした身体を目指しましょう。

準備食・回復食には「ことまごわやさしい」

「準備食」「回復食」には「ことまごわやさしい」の食材を摂るのがおすすめです。

▼「ことまごわやさしい」の内容

  • こ……米(玄米や雑穀米)
  • と……唐辛子
  • ま……豆類(大豆製品)
  • ご……ごまやナッツ類
  • わ……わかめや昆布など海藻類
  • や……野菜や果物
  • さ……魚(準備食のみ)
  • し……しいたけやきのこ類
  • い……イモ類

米は白米ではなく、ミネラル豊富な玄米や雑穀米などを食べましょう。唐辛子はカプサイシンによる発汗作用で、代謝をアップしてくれる効果が期待できます。

豆類は、豆腐や納豆で植物性のタンパク質をしっかり摂ることが大切です。ごまやナッツ類に含まれるビタミンEには、若返りの効果が期待できます。

わかめや昆布に含まれる海藻類は、食物繊維や短鎖脂肪酸が豊富で便通に効果的です。野菜や果物はビタミンやミネラルが豊富なので、スムージーにたくさん入れてみてください。

魚はDHAやオメガ3脂肪酸など、健康と美容に大切な栄養素が豊富に含まれています。ただし動物性タンパク質で脂質が多く、消化に負担がかかりやすいので、回復食のときは避けてください。

しいたけやキノコ類は、若々しさや免疫力アップの効果が期待できます。イモ類は糖質が多いものの、栄養豊富なので積極的に食べたい食材です。

ファスティング中はスムージーを飲む

ファスティング中は、スムージーで栄養を補いましょう。

スムージーのレシピは、余っている野菜や果物を使えばOK。リンゴやバナナ、キウイなどはミキサーにかけやすいので特におすすめです。

ベースは牛乳ではなく、豆乳やアーモンドミルクなど植物性のものを使いましょう。きなこやごまなど、和風の食材を入れてもおいしく仕上がります。

ファスティングは、長い人生を生き生きと過ごすために役立ちます。

ダイエットや美容のケアにはもちろん、生活習慣病の予防やさまざまな不調の改善に効果的。これから妊娠・出産の可能性があるなら、次世代の子どもたちを健康に育むためにもおすすめの食事法です。

さらに、ファスティングを行うことで「食の大切さ」「ありがたみ」にも気付けます。食べることが大好きな人ほど日常にファスティングを取り入れ、いつまでも好きなものを食べられる健康な身体を維持していきましょう。

この記事でわかったこと

ファスティングは若返りや腸内環境の改善が期待できる
初心者は朝食を抜く「半日ファスティング」から始めるのがおすすめ
ファスティング中もスムージーなどでしっかり栄養補給することが大切

この記事を動画で見たい方はこちら

最終更新日:2023.06.07

年齢を重ねても健康でいたい!生活習慣にプラスしたいインナーケア

バランスの取れた食生活や適度な運動、質の良い睡眠は、健康な身体や肌を保つために非常に重要です。

しかしながら、忙しい日々の中でどれも完璧にこなすことは難しいはず。そんな時に、考えたいのが、サプリメントで不足している栄養を補うことです。

いつまでも元気で美しくいたい、そうお考えの方はぜひこの機会に検討してみましょう。

この記事の監修者

栗原 冬子

⽇本アロマ環境協会理事

記事を見る→

関連記事
新着記事